なぜエンカレッジ・テクノロジを創ったのか
かつてメインフレームが大手企業の基幹業務を最適化した時代から、PCとインターネットの普及を経て、ITは劇的な変化を遂げ、今や社会に不可欠なインフラとなりました。さらに携帯電話からスマートフォンへと急速に進化したモバイル端末は、主要なコンピューティングプラットフォームとして個人の生活に深く浸透し、経済、文化、政治のあらゆる側面に改革をもたらしています。
こうした急激な変化の中でも、ITサービスが24時間365日、滞りなく稼働し続けることは当然の責務とされています。しかし、その「当たり前」を支える運用の現場や、IT統制を担うエンジニアたちの存在が意識される機会は、決して多くありません。私自身、現場で同様の業務に携わった経験から、そうした「縁の下の力持ち」として奮闘するプロフェッショナルたちを勇気づけたい(エンカレッジしたい)と考え、起業を決意しました。
サイバー攻撃や内部不正が事業継続を脅かし、個人情報等の漏洩が人々の平穏を脅かす現代。私たちは自社のソリューションを通じ、“すべての人々が安心してITを利用できる社会を創る”ことを目指し、事業に取り組んでまいります。
新しい価値を創るとは
どういうことか
当社が起業した当時、「システム証跡監査ツール」という市場はまだ存在していませんでした。個人情報保護法の施行に伴い、各社はセキュリティ強化のためにネットワークやコンピュータで起こった事象を記録する「ログ」取得を進めていました。しかし、それらはあくまでシステムの稼働記録であり、「操作者(人)の視点でのログ」については、潜在的ニーズがあったもののソリューションがなかったために見過ごされていたのです。
当社は、データセンターにおいて「カメラで人の動きを監視していても、システムに対してどのような操作を行ったかという詳細な記録(エビデンス)が残っていない」という実態に着目しました。この潜在的な課題から「ESS
REC」を開発。多くの企業や官公庁への導入が進んだ結果、2010年には市場調査会社によって、初めて「システム証跡監査ツール市場」が認知されるに至りました。
私どもは、独自の発想と技術力で世の中にない価値を創造し、マーケティングと営業力によって顧客を増やし、その結果として自ら市場を切り開いてきました。当社にとって“新たな価値を創造する”とは、単に新製品やサービスを開発することだけでなく、新たな道を切り開き、新たな市場を創出することによって、社会にイノベーションを起こし続けることであると考えています。
会社が目指すビジョン
当社は、パーパスである“すべての人々が安心してITを利用できる社会を創る”の実現に向け、新たな経営ビジョンを掲げました。ソリューション領域を「システム運用×セキュリティ」に専門特化させ、新たな製品・サービスを創造し続けるため、「中長期事業計画2030」を策定いたしました。
1. 第一次中期事業計画(2024年度-2026年度):基盤構築と進化
現在は、次なる成長に向けた以下の重点課題および研究開発に取り組んでいます。
- 既存製品の次世代型統合プラットフォームへの移行(ESS AdminONE/ESS REC6に続く統合)
- 統合パッケージ製品のクラウドサービス(SaaS)展開
- AI技術を搭載した新製品のパッケージおよびSaaSによる同時展開
- 当社ソリューションに特化した新たなコンサルティングサービスの提供
2. 第二次中期事業計画(2027年度 -2029年度):市場創出と拡大
続く第二フェーズでは、マーケティングおよび営業体制を強化します。既存顧客へのクロスセルを徹底するとともに、新規市場に対してソフトウエアパッケージ、クラウド、コンサルティング事業を展開。新たな市場を自ら創出し、事業規模の飛躍的な拡大を図ります。
3. 2030年度に向けたビジョン
中長期事業計画の最終年度である2030年度において、売上、利益、市場シェア、顧客数、ならびに社員給与等からなる「8つの具体的なゴール」の達成を目指します。あわせて、ベンチャースピリットを持った人材を育成し、すべてのステークホルダーの皆様から信頼される新体制を確立いたします。未知の市場を切り開き、さらなる飛躍を遂げてまいります。
これから入社される方に求めていること、
期待していること
当社の事業は、顕在化された課題や要求に対し、個社ごとに対応するシステムインテグレーターとは大きく異なります。各社の現状に加え、潜在的な課題も含めてヒアリングを行い、多くの顧客にご利用いただけるよう、将来のニーズにも対応できるソリューションを創造し、ソフトウエアパッケージやクラウドサービスとして提供しています。
当社の経営理念で掲げる‘’新たな価値創造‘’は、単に製品やサービスを生み出すことだけでなく、新たな市場を創出することを目指しています。
当社はこの「ブルーオーシャン戦略」により、市場シェアNo.1のポジションを獲得してきました。私たち自身がフロンティアとして挑戦し続け、地図のない未開拓の領域を切り開いてきたのです。
新たに創出した市場でビジネス価値が認められると、国内だけでなく海外からも競合が参入してきます。しかし、市場がさらに活性化することで、また新たなソリューションが生まれ、顧客にとって選択肢が増えることは、結果的に私どもが目指すITシステムの「安心と安定」に繋がると考えています。
こうした事業への取り組みに対し当社が必要とする人材は、ベンチャースピリット(新しいことに勇気をもって挑戦する意欲、仕事に対するプライドと当事者としての意識、達成させるまで努力し続ける姿勢)を持ち、共に働くメンバーをリスペクト(敬意、感謝)できる人です。
そうした人材にこれからのエンカレッジ・テクノロジを託します。