株主の皆様には、平素より当社事業にご理解とご支援を賜り、心から御礼申し上げます。
近年は急速な生成AIの普及や電子マネー、QRコード決済など、日常生活のあらゆる場面でITが利用されており、コンピューターシステムは社会インフラとして安定した稼働が必要不可欠なものとなっております。そうした中でも悪意をもった不正操作や情報漏洩など人為的な行為は発生し続けており、一度事が起こると甚大な被害と経済的な損失が生じております。
当社はデーターセンターやコンピューターシステムの安定運用と安全な環境を支える製品やサービスを開発・提供しており、当事業年度におきましては、システム証跡監査ソフトウエア「ESS REC 6」および次世代型特権ID管理ソフトウエア「ESS AdminONE」の機能強化・拡張や新クラウドサービスリリースに注力しております。なお、「ESS AdminONE」は、発売から3年半となる2024年9月末の時点において、累計で200件のプロジェクトに採用いただきました。同製品は業種を問わず、金融、情報通信、公共、製造、サービス、建設、医療など、幅広い業種のお客様に採用いただいており、システム運用の安全性向上・業務効率化に貢献しています。
今後も勇気(エンカレッジ)を持って新たな価値創造に取り組み、更なる成長・発展に努めて参る所存です。引き続き、ご支援とご理解を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。