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エンカレッジ・テクノロジ クラウド型情報セキュリティ事業を開始

2014年12月16日
エンカレッジ・テクノロジ株式会社

エンカレッジ・テクノロジ クラウド型情報セキュリティ事業を開始
クラウド環境で特権IDと操作証跡を管理するESS AdminGate(TM)シリーズを2015年1月に提供

システム運用のリスク管理ソリューションを提供するエンカレッジ・テクノロジ株式会社(以下、当社)は、クラウド型の特権ID&操作証跡管理サービス「ESS AdminGateシリーズ」を2015年1月に提供し、※1 ※2 クラウド型の情報セキュリティ事業を開始します。

ESS AdminGateシリーズとは

ESS AdminGateシリーズは、当社がクラウド型で提供するサービスです。本サービスを利用し、システム管理者による権限の濫用や不正使用を防止することで、機密情報や顧客情報の漏えいといったリスクに対するセキュリティ対策に効果を発揮します。

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図:ESS AdminGateシリーズの操作画面
作業の事前申請・承認に基づく特権IDの貸し出しと、操作内容の録画機能が特長

■ ESS AdminGateシリーズの主要機能・特長
・ 対象システムへのアクセスを事前申請と承認によって制御するワークフロー機能
・ 承認されたユーザー以外は、対象システムにアクセスできない特権ID認証ゲートウェイ機能
・ 対象システムに対する操作内容を動画とテキストで記録する操作証跡管理機能
・ ファイルの持ち込み・持ち出しを制御するファイル入出力制御機能
・ 中~小規模のシステムにも適用できるよう簡易な設定、わかりやすい操作画面

尚、このESS AdminGateシリーズは、プライベートクラウド環境や外部のクラウドサービス上に展開して利用するESS AdminGate VAと、クラウドサービス事業者とのアライアンス協業のためのESS AdminGate AKによって構成されます。

1. ESS AdminGate VA

ESS AdminGate VAは、プライベートクラウドやパブリッククラウドを使用する企業に、システム規模に応じたサービス利用料をお支払いいただく、従量課金制の当社オリジナルのサービスです。契約企業は、仮想アプライアンス方式※3で提供される専用サーバーを、クラウド上に設置して利用します。

■ 本サービスの特長
・ 仮想アプライアンス方式のため、OSやミドルウェア、アプリケーションのインストール・設定等の作業が一切必要ありません。構築時間を大幅に短縮、サービスの展開後は最短1時間で利用可能。
・ サービスの利用にあたり初期投資は必要なく、管理対象のサーバー数に応じて変動する従量課金のみで利用可能です。利用料は管理対象サーバー1台あたり月額5,000円※4と、従来のソフトウェアの価格と比較して低価格を実現。

2. ESS AdminGate AK

ESS AdminGate AKは、クラウドサービス事業者がESS AdminGateの機能をベースとする独自のサービスを開発するためのサービス開発キットです。本サービスには、ESS AdminGateのベース技術に加え、クラウドサービス事業者の独自サービス開発を行うための関連ソフトウェアが含まれています。
当社は、本サービスの提供開始に合わせ、新たにクラウドサービス事業者とのアライアンス協業制度を発足させ、協業を推進してまいります。
クラウドサービス事業者は、当社とのアライアンス協業により、セキュリティ要件の高いエンドユーザーに対する付加価値提供と他社サービスとの差別化を実現することができます。

■ アライアンス協業制度の特長とメリット
・ ビジネス規模に応じてご選択いただける柔軟性のあるプログラム
・ クラウドサービスのビジネスモデルに合わせ従量課金制の体系を採用
・ 自社利用についても適用可能

現在、国内の主要なクラウド事業者・データセンター事業者と協業に向けた協議・調整を進めており、今後、各社より、ESS AdminGate AKを利用したサービスが順次提供される予定です。 エンドユーザーは、当社とのアライアンス先のクラウドサービスを利用する際、ESS AdminGateをベースとしたセキュリティ対策を、クラウド事業者のサービスとして利用することができるようになります。

ESS AdminGateシリーズ開発の背景

昨今の情報漏えい事件・事故を背景に、様々な場面でシステム管理者や外部委託先に対する内部不正対策の必要性が指摘されています。内部不正対策のひとつに特権IDと証跡管理の徹底が挙げられますが、従来の対策ソフトウェアの導入には、多額の初期投資が必要でした。
ESS AdminGateシリーズは、このような現状を打破するためのサービスです。クラウド環境独自のメリットを生かして、より安価かつ早期の導入を実現します。また、これまで費用等の問題で導入が困難だった中~小規模のシステムへの適用も実現し、あらゆるシステムに対して、内部不正による情報漏えい防止などの情報セキュリティ対策を進めてまいります。

※1 特権IDとは、システムの維持管理に欠かせない、管理者権限を有する特別なIDアカウントです。
システムに対して高い権限を持つ特権IDの濫用は、システム障害や情報漏洩など致命的なインシデントを引き起こす可能性を含んでおり、システムリスク管理における重要なリスク要素のひとつとして特に優先して取り組む必要があります。
また、特権IDは複数の作業者間で共有される場合も多く、作業の監視や作業内容の確認時に誰が特権IDを使用したのか特定する必要があります。

※2 操作証跡とは、主にシステム操作の内容を記録し、監査対応や有事の際の原因究明、犯行手口の証拠保全のために使用する点検・監査用の記録です。近年多発する内部不正事件の多くは、特権IDの権限濫用が原因となっており、このような行為を抑止、早期発見する目的として、操作証跡を管理し、常に点検・監査を実施する必要性が高まっています。

※3 仮想アプライアンスとは、仮想マシン内にOS、ミドルウェア、アプリケーションといった全ソフトウェア・コンポーネントをあらかじめ実装した状態をテンプレート化したものです。テンプレート化された仮想マシンイメージは、仮想環境上に、すでに必要コンポーネントのインストールや設定が行われた状態で展開されるため、すぐに稼働させることができます。

※4 契約期間は、年間契約を予定しています。

エンカレッジ・テクノロジ株式会社の概要

社名:エンカレッジ・テクノロジ株式会社
事業内容:
コンピュータシステムソフトウェアの開発、保守ならびに販売
コンピュータ運用管理に関するコンサルティング
コンピュータ運用管理に関するBPOサービス
本社所在地:東京都中央区日本橋浜町3-3-2 トルナーレ日本橋浜町7F
代表取締役社長:石井進也
資 本 金 :4億8,988万円
設  立:2002年11月1日
URL:http://www.et-x.jp/

本内容についてのお問合せ

エンカレッジ・テクノロジ株式会社
マーケティング部
TEL:03-5623-2622(代表)
E-mail:etx-mktg@et-x.jp

※文中に記載されている製品名及び会社名は、商標または商標登録です。

 

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