株主の皆様には、平素より当社事業にご理解とご支援を賜り、心から御礼申し上げます。
当社は、おかげさまで2002年11月1日の創立から23周年を迎えることができました。近年は急速な生成AIの普及や電子マネー、QRコード決済など、日常生活のあらゆる場面でITが利用されており、コンピューターシステムは社会インフラとして安定した稼働が必要不可欠なものとなっております。そうした中でも悪意をもった不正操作や情報漏洩など人為的な行為は発生し続けており、一度事が起こると甚大な被害と経済的な損失が生じております。また、この9月・10月においても国内大手企業に対するランサムウェア被害が頻発し、生産や物流に甚大な影響を与え復旧までにかかる時間や損害はこれまでにないものとなっております。
当事業年度におきましては、システム証跡監査ソフトウエア「ESS REC 6」および次世代型特権ID管理ソフトウエア「ESS AdminONE」の機能強化・拡張や新クラウドサービスリリースに注力しております。なお、「ESS REC」の発売20周年を記念する特設サイトを9月に公開いたしました。同製品は厳格なシステム運用や情報セキュリティ管理が求められる金融機関や官公庁、大手企業を中心に累計で約600社のお客様にご採用いただいております。
今後も勇気(エンカレッジ)を持って新たな価値創造に取り組み、社会基盤としての製品・サービスを提供して、さらなる成長・発展に努めてまいる所存です。 引き続き、ご支援とご理解を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。