最新バージョン V5.6新機能のご紹介
2020年11月6日 ESS REC NEAOの最新バージョン V5.6がリリースされ、以下のような機能拡張が行われました。
組織単位での記録データの管理・レポート作成が可能に
複数部署や全社でのご利用など、大規模なご利用の際に、記録データを部門など組織ごとに異なるフォルダに保存することができるようになりました。これにより働き方モニタリングレポートの部門単位での出力や、部門ごとに記録データを閲覧可能なユーザーを絞り込むことが可能になりました。
設定方法は、以下からご選択可能です。
(1)コンピューターに組織を示す識別子を設定する
あらかじめコンピューターに対して部門など組織を示す識別子を設定しておく方法です。ユーザーが使用するコンピューターが決まっている場合に最適な設定です。
(2)ユーザーと組織の対応表をREC NEAOサーバーに設置
ユーザーと所属部門などの組織との対応表をREC NEAOサーバーに配置しておくことで、操作するコンピューターに関係なく、操作したユーザーによって保存する記録データが振り分けられる設定です。VDI/DaaSなど、操作するコンピューターリソースがユーザーに対して動的に振られるようなシステムの場合に最適な設定です。

また、部門ごとに記録データを閲覧する管理者を設けるような運用に対応するため、ESS REC NEAO Administratorに含まれる構成コンポーネントのうち、記録データを再生するREC NEAO Playerのみの販売を開始いたしました。
働き方モニタリングレポートのCSV出力が可能に
ESS REC NEAOの記録データを解析し、ユーザーのテレワーク環境における業務遂行状況を示すレポート「働き方モニタリングレポート」を出力する際、その元データをCSV形式で出力できるようになりました。このCSVデータをSIEM(統合ログ管理製品)に取り込み他のログを含めて横断的に分析したり、勤怠システムの出勤・退勤時間との突き合わせを行うことが容易にできるようになりました。

時間・曜日による検知センサーを追加、深夜残業などの実施に対して検知・アラートが可能に

コンピューターの操作が行われる時間帯や曜日に対して検知およびアクションを定義可能になりました。
これにより、深夜残業や休日業務などに対してアラートを上げたり、強制的にコンピューターを停止させ、残業を抑制できるようになりました。
(メール送信以外のアクションの設定には上位版のESS RECの管理コンポーネントが必要です)